大展覧会

　１　白澤（はくたく）　≪レジェンド≫

　２　中国の神獣

　３　美しい白い毛に覆われた２．５ｍ強の獣。
　　　顔は獅子を思わせる肉食獣の形状だが、額に第３の目を持ち、頭には角が生えている。
　　　また、胴体部分には赤色の目（センサー）が左右に３つずつ隠されている。
　　　角・爪・牙は高分子結合金属でできているが、あくまで最後の武器として使われる。
　　
　４・特殊プログラム「白澤図（はくたくず）」
　　　
　　購入前から「全ヒーローの全てのデータ」をメインＣＰＵから独立した記憶媒体の中に保存している。
　　更に、新しいヒーローが製造・出荷される度に、そのデータが自動的に「白澤図」に送信・記録される。
　　もちろん、購入後に改造されたヒーローのデータに関しては記録がされないが、その場合は直接ヒーロー本体に
　　出会った際に、第３の目が自動的に改造部位を分析・記録していく。
　　なお、完全破壊・破棄され修復不可能なヒーローのデータは、最低限のデータを残して消滅する。

　　・防御プログラム「白澤旗（はくたくき）」
　　相手のウィルスタイププログラムやジャミングを、完全に遮断する防壁プログラム。
　　「白澤図」と連動しているため、使用中は「白澤図」の併用が出来ず、同時に本体の運動性能も半減する
　　
　５　・専用武器「白吐（はくと）」
　　「白澤図」用の〝冷却液〟と内臓の〝酸性水溶液〟をブレンドして放出する、化学ガス噴出兵器。
　　白澤の主力兵器であり、本体が操作できる唯一の飛び道具系兵器。
　　噴出される白いガスに触れたものは激しく劣化し、動かしただけで亀裂が走るようになる。
　　原料が液体である以上、残量も限りがあり、これが無くなるとあとは爪や牙もしくは角で闘わざるを得ない。
　　なお、冷却液は専用品で無ければならないが、酸性水溶液は市販のものでも代用可能（笑）。

　　・特殊兵装「六赤眼（あかきろくのめ）」
　　胴体腹部に取り付けられた、６つの完全自立型の赤色センサーのこと。
　　相手ヒーローに懐まで回り込まれた際にのみ作動し、自動的に相手を補足しさらに自動で高分子分解
　　レーザーを放射して迎撃する。ちなみに壊れやすく、自立型ゆえに相当値が張る。

　　・特殊兵装「白毛（はくもう）」
　　小型金属片（０．５ミリ）の連結で構成された白銀の人工毛髪で、全身にびっしり植えられている。
　　その柔軟性と硬度で、打撃・斬撃・射撃・衝撃などの物理攻撃をほぼ完全に無効化する。
　　反面、熱や光線系の兵器には極端に弱く、破壊されることは少ないが、大部分を透過してしまう。
　　ちなみに体内に白毛精製機関があるため、少々の損傷なら数日で修復できる。　　

　６　基本的に動かない。実際にはレジェンド相応の機動力を持つが、「白澤図」の処理負荷上、戦闘中
　　　でもよほど必要でなければ動くのは相当の負担になるのでいやがる。
　　　またプライドが高く、所有者が文武の才に優れていない場合は、言うことを全く聞かない（戦闘なんてもっ
　　　てのほか）ため、所有者が自ら成長するしかない。その際に助言だけはしてくれる面倒見のよい一面も。
　　　普段は落ち着いているが、新しいもの（知らないもの）を見ると分析したがる探究心の持ち主でもある
　　　（表面には出さないが）。

　　一人称：我
　　三人称：初対面（どうでもいい相手）「汝」、認めた相手「貴殿」
　　日常会話「我に何か用か？聞きたいことならば応えてやろう」
　　戦闘「汝のことは、すべて、知っている（つもりだ）。」（相手が改造されている場合、台詞が変化）

　2、サーカスのピエロ〔道化師・馬鹿・ＦＯＵ〕

　3、姿は白い顔・笑った赤い口・カラフルなピエロの衣装・小太り・若くは見えないが老いている様でもない

　4、内臓プログラム『悲しき笑い』

　　超音波により相手のヒーローを無・理・矢・理・笑わせる。もちろん相手のプログラムを一時的に狂わすだけなの
　　で、すぐ効果が切れてしまういろんな意味で恐ろしいプログラムだが発動条件がある　

　　発動条件
　　：1：相手に表情がある｛顔そのものがなかったり、顔が見えなかったりすると発動できない｝

　　：2：面白いことをする、或いは言う｛たとえどんなに寒い駄洒落でも自分で面白いと思っていれば発動できる｝

　5、専用武器・ボール[大１つ　小30こ]

　　小さいボールは主にお手玉として使うが中には「はずれ」があるらしく、相手に投げつけるなどして攻撃する

　　特殊兵装・アコーディオン

　　超音波で相手を無理矢理躍らせる。『悲しき笑い』が効かない相手に使う。

　　アコーディオンを弾くことで発動するので、その間手を使うことができない

　　しかし、大きいボール[足の裏からエアバックのように出てくる]に玉乗りすることで攻撃できる

6、真面目である。一応≪心理学者が考えた笑えるギャグ1000こ≫がインプットされているが、全くうけない。
　　何気に頭が良すぎるので、それも原因のひとつと思われる。それでも『笑わせること』を愛している。

　　『さてさてさて、目の前にいるのは強そうなヒーロー。それに引き換え私はただの馬鹿。お客様方、滑稽な私
　　の戦いぶりをとくとご覧ください！！！！』

　　一人称・わたくし

　　三人称・あなたがた

　　日常会話
　「戦う理由？そんなの、≪観客≫と≪舞台≫があるというだけで十分ですよ。ヒトがよろこんでくれるなら、ね。」

　1.缶詰ヒーロー・タイプ≪スピリット≫　名称　『フィオナ』

　2.オリジナル（雪女）

　3.女性型の缶詰ヒーロー。身長１６０cm程度。　一点の染みも無い、白雪のようなすべすべの肌。
　　アクアマリンのような、青く透き通った大きな瞳。肩上まである艶やかな青銀の髪。
　　と、まるでフランス人形のように均整の取れた容姿をしている。
　　服装はフード付きのシルクのローブと、手袋とブーツに眼鏡という露出の少ないもの。　
　　ほっそりとしたスタイルに綺麗なバストが自慢らしいが、着痩せしていて胸を張らない限り全く目立たない。

　 4.≪スピリット≫なだけあって瞬発力は高いが、出力的に肉弾戦には不向き。　

　　白銀の幻創を発動しなければまず勝ち目は無い。　

　　内臓プログラム「Snow fairy」―― 　暑（熱）さに弱く、オーバーヒートし易い。また、寒ければ寒い
　　ほど能力が上がる。　

　　結界システム「Silvery-Snow Serenade（白銀の幻創）」――
　　自身の周囲半径３０mほどにナノマシンを散布、ホログラムで雪原のような擬似世界を作る。　
　　寒いのは見た目だけでなく、実際にナノマシンが周囲の熱を奪う。温度調節自在。　
　　また、空気中の水蒸気を集め、雪にして目晦ましとして降らせたり、氷にして盾にしたり武器にしたり相手
　　を固めたりもできる。ダイアモンドダストを発生させることも出来るが、綺麗なだけで特に意味は無し。　
　　なお、凄まじい情報処理量の為、CPUに莫大な負担が掛かるので使用可能時間が限られる。　
　　略すとS3。　

　　殲滅回路「Trembling Star-Dust（凍える幻葬）」―― 　
　　白銀の幻創発動中に使用することが出来る。　ナノマシンを相手の周囲に集め、限界まで溜め込んだ熱
　　を一気に開放、粉塵爆弾の原理で大爆発を起こす。　威力が高く攻撃範囲も広い。その代わり、これを
　　使うと白銀の幻創が使えなくなる。　

　　起動から発動までのタイムラグは短いが、この技自体に拘束力は無い。ので、避けられれば終わり、
　　な一か八かの大技。

5.専用武器・傘杖"パラソルロッド"―― 　
　　杖っぽい日傘。一応普通に日傘としても使えるが、勿論単なる頑丈なだけの日傘ではない。　
　　閉じた状態では打撃武器として使え、展開すると盾として使用することが出来るスグレモノ。
　　さらに、特殊加工が施されていて、展開中にくるく　る回転させることで荷電粒子砲を拡散し、数秒間なら
　　耐えることができる。傍目から見るとかなりインチキ。　逆に石突から収束荷電粒子砲を発射する機能
　　もある。　
　　また、開いていると、傘だけに（？）たまに変な電波を受信することも。　

　　特殊兵装・"ノンフレーム眼鏡"―― 　
　　単なる開発者の趣味。　……ではなくて、眼（メインカメラ）をフラッシュ等から保護する機能がある。
　　寒くても曇らない。

　6.性格　
　　本人は妖艶な魔女のつもりだが、どうにも人がいい所為か“可愛いお姉さん”的ポジションになってしまう。
　　電子頭脳の精神年齢は高め。と言うか所々微妙に年寄り臭い。その所為で、見た目は若いのに子供
　　から「おばさん」呼ばわりされることがある。そんな時は笑顔でキレる。　
　　マスターとは、人前ではつれないように見えるが、二人きりになると思いっきり甘える。
　　隠れ恥ずかしがりや。

　　言葉遣い一人称・私
　　二人称・貴方敵以外には大抵の場合敬語で話す。
　　台詞『冷たい幻想に抱かれて眠りなさい――永遠にね』　　
　　　　『お生憎様、貴方に春は訪れないわ』

　　日常会話
　　「私のこと、しっかり捕まえていて下さいね。そうしないと、溶けていなくなっちゃうかもしれませんよ？」　　　
　　「ふふっ、不思議ですね。私は雪女なのに。貴方といると、心が温かくなる……」

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